帝国が領土拡大を競う戦乱の時代、息を呑むほど美しい一人が、軍勢の前に一人立ちはだかる。金髪、すらりとした腰。彼女の名はローズメイ・ダークセイント。しかし、その完璧な容姿の下に、かつて伝説が蘇っていた。かつて「醜悪な将軍」と呼ばれ、比類なき力と豊満な体躯を持つ恐るべき戦士、ローズメイは婚約者に蔑まれて死んだ。しかし、神の思し召しにより、彼女は新たな、そして美しい姿で蘇った。過去を剥ぎ取られ、今や彼女の原動力は、誇りだけ。「一度死んでも、弱き者を守るという私の決意が変わるとでも思ったのか?」揺るぎない意志は、敵や犯罪者さえも彼女に従うように駆り立てる。伝説が広まるにつれ、故郷を滅ぼした帝国さえも彼女の目に留まり始める…。彼女は美貌に頼るつもりはない。力のみで、諸国を滅ぼす。真正面から戦う、美しき女の痛快英雄譚がここに開幕!